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韓国デビューを志すK-POP好きな若者たちの夢を打ち砕く残念なニュースに絶句! 

日本でのK-POP人気が高まるにつれ、韓国でのデビューを夢見る若者たちも増加しています。しかし、夢を叶えられるのは、ほんの一握りだけ。夢破れた人の中には、いわゆる芸能事務所や芸能関係者たちの”食い物”にされて、打ちのめされるケースも多いのも哀しい現実です。そんな残念なニュースが弁護士ドットコムにあがりました。

SKYGIRLS

見出しを読んだだけでその酷さが伝わってきます。

整形要求、セクハラ、給料なし…全員で脱退した「K-POPグループ」、事務所から1500万円請求され裁判に

元記事はコチラ

読み始めて1秒、いやな予感が頭の中をよぎりました。被害に遭ったガールズグループの名前「スカイガールズ」の文字を見た瞬間です。

まさか、L会長の事務所所属の女の子たちなのでは? 

記事には「スカイガールズは、カリナ、サヤ、ミレ、ルナの4人組で、全員が同じ音楽系専門学校に通っていた。2015年、カリナが、同校の講師だった事務所代表と出会い、その1年後に3人も代表と知り合った」と書かれていますが、私の知り合いであるL氏は東京・渋谷の音楽専門学校で講師としてK-POPの授業を受け持つ一方、「スカイエンターテインメント」を立ち上げ、韓国でデビューを目指すガールズグループのオーディションを開催していました。このスカイガールズもYouTubeを見ると、スカイエンターテインメントの所属でした。同名別会社ということはまずないですよね。

ただ、一応韓国デビューはしているのですね。YouTubeの再生回数は約4万8000回だから、たいしたもんです。レベル的にも決して悪くないと思います。

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先ほどL会長と呼びましたが、彼はかつて日本で大ヒットした超大物女性歌手のマネジャーを経て、韓国の某音楽団体の日本支部の会長を務めていたため、私はL会長と呼んでいました。今回書かれた記事の内容を読む限り、残念ながら私の知っているL氏に間違いない印象です。ここ何年も会っていませんが、彼に関して、さまざまな噂を耳にしたことはあります。ですが、記事にあるようなエグイ内容は、正直なところ、私が知っているL会長とは合致しません。

記事はメンバーたちの一方的な主張だけが記載されています。こういった記事を書く場合は、必ず相手側の反論も記事に入れなければ不公平です。それがノーコメントあっても、取材拒否であっても、「この件について所属事務所に取材を申し込んだが、ノーコメントだった」「所属事務所に取材を申し入れたが、期日までに回答がなかった」といったような文言を入れるべき。そうでなければ偏った記事になってしまいます。

この記事からはちょっぴり話が離れますが、私自身、大手新聞社でエンターテインメント取材を25年以上にわたって行い、韓国の芸能事務所や芸能記者、アーティストたちとも交流があり、さらに日本在住の韓国芸能関係者ともつながりがある立場から、K-POP界でのデビューを夢見る人たちに一言。

夢を叶えたい気持ちはよくわかります。ですが、オーディションなどを受ける際には、きちんと主催者などについて調べましょう。JYPとソニー、よしもととCJ ENMといった日本の大手事務所やレコード会社と韓国の大手事務所やメディアがタッグを組んだプロジェクトなら、さほど心配する必要はありませんが、無名に近い事務所の企画は、簡単に信用せず、慎重に吟味しなければいけません。「有名プロデューサーの名前がサイトに掲載されてるから大丈夫」などといった安易な考えも捨てましょう。痛い目に遭っている人は何人も知っています。

たとえば、ある韓国の芸能事務所の関係者と飲んだときのこと。多少実力がなくても金持ちの子どもであればメンバーに組み込もうとすることは、よくあることと話していました。彼曰く「韓国の親たちは、子供の夢を叶えるためなら、お金は惜しみなく使うからね」。要は金づる要員としての採用です。

また、早稲田大学に留学経験のある私の兄貴分ともいえる韓国の芸能事務所代表(超大物のプロデューサー&歌手が所属していた)に、私が日本で知り合ったアイドル志望の韓国人留学生の女の子を紹介したとき、「まずデビューするなら、目と鼻は整形しなきゃね」と、会った瞬間に言い放ったのを聞いてビックリした記憶があります。別の事務所の女性マネジャーと呑んだ時も、日本で活動していた自社所属の5人組ボーイズグループについて、「あしたからメンバーが順番に整形するんだよね」とサラリと話されたこともあります。つまり今回の記事にある整形要求は韓国では当たりまえの話なのです。もっとも費用は事務所持ちが基本ですけど…。ただ、小さい事務所であれば、メンバー側に要求するケースもあるので、そういったことも事前にしっかりと調べる必要があります。なにかにつけてお金を要求する、いわゆる”たけのこ剥ぎ”的なことは珍しいことではないので。とにかく、調べて調べて調べ尽くすことです。

今回は、あくまでL会長側の反論がないので、記事だけでは真相はわかりませんが、日本の芸能界だってデビューするなんて簡単ではありません。ましてや海外でのデビューとなれば、その何倍も難しくなるわけです。夢を追いかけることは大事ですが、それに伴うリスクがあることも決して忘れないでください。

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