先日、新大久保で開いた食事会でのこと。”韓流エンタメ界の異端児”ことキム社長から、新大久保の人気韓国居酒屋「ソジュハンザン」が、どうやら店名を変更するらしい、との情報をいただきました。
今年１月、キム社長に連れられて初訪問。安くておいしくて大満足でした。コロナ禍にあっても営業を休むことなく、深夜でも営業していることで有名。”新大久保の夜遊び人”である私にとっては、実にありがたいお店です（是非はあるかと思いますが）。現在は新大久保に３店舗、大阪、名古屋にも店舗を展開しております。
お店のＨＰはコチラ⇒★
その「ソジュハンザン」が店名変更の危機にあるとの情報ですが、キム社長はかつて新大久保でボーイズバーや韓流グッズショップを経営した経験があり、新大久保界隈の経営者たちとのつながりも深いだけに、情報の精度についてはかなり高いのではないかと思います。
本題に行く前にまず、店名の「ソジュハンザン」についてですが、漢字で書くと「焼酎一杯」。韓国語の発音的には「ソジュハンジャン」が正解のような気がしますが、韓国人の場合、「ありがとうございます」を「ありがとうごじゃいます」と発音することを考えれば、「ソジュハンザン」と書いてあっても「ソジュハンジャン」と自然に発音できるので問題ない、ということなんでしょうか。多分違うよな（笑）。
ちなみにある程度の年代の韓国人であれば誰でも知っている俳優兼歌手、イム・チャンジョンの大ヒット曲のタイトルでもあります。
この曲、ワタクシ、大好きな曲。イム・チャンジョンのバラード曲は結構お気に入りで、個人的には、「날 닮은 너（ボクに似た君）」に次いで２番目に好きな楽曲です。ミュージックビデオもなかなか秀逸で、ヤクザと令嬢のかなわぬ恋が描かれており、ヤクザをイム・チャンジョン自らが演じています。
そしてヒロイン役のカン・ソンミが清楚でかわいかった～。彼女は１９７８年７月６日生まれの４３歳。ＭＶの時は２４歳ということですね。ドラマ「白夜姫「原題：狎鴎亭白夜」や「覆面検事」などに出演しており、顔を御存知の方もいらっしゃるかもしれません。２０２０年９月には、難病である「線維筋痛症」「筋筋膜性疼痛症候群」「ＣＲＰＳ（複合性局所疼痛症候群）」を患っていることを告白して話題にもなりました。
話がそれたので本題へ。そのイム・チャンジョンですが、韓国では「イム・チャンジョンのソジュハンジャン」という自身の名を冠したお店を約６０店舗展開しており、その日本１号店が今年２月に大阪・宗右衛門町にオープンしました。
キム社長によると、この「イム・チャンジョンのソジュハンジャン」側からクレームが入り、店名の変更を求められているようです。
もっとも最終的には、商標登録があるかで決まると思われますが、検索してみたところ、新大久保の「ソジュハンザン」を運営している東京・新宿区の株式会社Ｂ．Ｎは、２０２１年１２月に「ソジュハンジャン」の商標登録を出願しています。これは審査待ちの段階ですが、２０１７年にも「ソジュハンザンヤタイ」や「ソジュハンジャン」などで出願しており、許可が下りています。イム・チャンジョン側も昨年１０月ごろから複数の商標を出願しております。専門家ではないので、どちらに権利があるのかよくわかりませんが、キム社長によると、新大久保側が店名を変えざるをえないような雰囲気でした。
クレームによる店名変更といえば、昨年１２月に東京・新大久保にオープンしたＫＧＢ（韓国ガールズバー／Ｋ－ＰＯＰガールズバー）の「ａｅｓｐａ」がＳＭエンタテインメントからのクレームにより、「ＫＡＲＩＮＡ」に急きょ変えたという話題が記憶に新しいところです。
さてさて…「ＫＡＲＩＮＡ」は速攻で店名を変更しましたが、「ソジュハンザン」の方は果たしていかに？ 答えはそう遠くないうちにわかると思います。
コメント