【韓流徒然日記】宣伝したい気持ちはわかりますが、盛り過ぎるのはちょっと…

チョン・ジヒョン

昨日、オリコンやKstyleのサイトで、「シンガー・ソングライターのPALUが日本人で初めて韓国映画のOSTに抜擢された」という記事が出ていました。

これを読んだ瞬間、「あれっ? そうだっけ?」って思わず首をひねってしまった。

オリコンでは「韓国で話題の映画『特殊要員:コードネームP-69』の挿入歌に決定。日本人歌手のオリジナル楽曲が韓国国内で上映される映画で挿入歌として起用されるのは初」と紹介。Kstyleでは「近年では、アカデミー賞を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』や、韓国ドラマ『愛の不時着』など作品力に定評がある韓国映像作品のなか、日本人歌手のオリジナル曲が韓国映画の挿入歌に採用されるのは史上初である」と書かれていた。

ふーむ。

初めてなんだ?

いや。ちょっと待てよ…。

実は2004年に公開されたチョン・ジヒョン&チャン・ヒョク主演の「僕の彼女を紹介します」という映画があるのですが、ウィキペディアで検索すると、次のような一文が出てきます。

X JAPANの『Tears』が主題歌として使われた。歌は1993年に発表されたもので、その歌詞からイメージを膨らませて監督・脚本のクァク・ジェヨンが主人公のチョン・ジヒョンのために作ったとされている。ちなみに韓国でもX JAPANは熱烈なファンを獲得しており、監督自身も大ファンであることから、韓国映画史上初の日本語での主題歌となる異例の決定であった

これも正確にいうとちょっと違うようです。主題歌は韓国のシンガーYoume(ユミ)がボブ・ディランの名曲をカバーした「Knockin’ on Heaven’s Door」で、X JAPANの「Tears」は挿入曲でした。同OSTのサイトに出ていました。

https://avex.jp/bokukano/

しかも記事の中には、「韓国映画で日本語の楽曲が使われたのは始めてです」(原文ママ ”初めて”が正解)と書かれております。

私自身、この映画、当時試写会で見たのですが、X JAPANの日本語歌詞がそのまま流れたときはかなり衝撃を受けたことを覚えています。結構、話題にもなったんですよね。

PALUさんという方は今回初めて名前を聞きました。おそらく彼女自身はスタッフから言われて本当に日本人で初めて韓国映画のOSTに抜擢されたと思っているんでしょう。スタッフが売り出すために、いろいろと知恵を絞ってニュース記事として取り上げてもらうようなネタを考えた末に、このネタにたどりついたんだろうと推察されます。私がスポーツ新聞の芸能デスクをしていたときも、よくこの手の話はレコード会社から持ち込まれたのですが、聞いた瞬間、「それ、初めてじゃないでしょ!」というものもたくさんありました。

今回のケースで当てはめると、「僕の彼女を紹介します」は16年前のニュースなので、若手の記者がこのネタをフラれたらおそらく信じてしまったかもしれません。ただ本当に初めてなのかどうかは記事にするのであれば、最低限、きちんと調べてから書かないといけません。

それはさておき、PALUさんの事務所を調べてみたら、幹部の中に韓流関係者の間では有名な旧知のお方の顔写真がありました(笑)。なるほどね。〇〇さんでしたか。〇〇さん、話を盛ったらダメですよ(笑)。

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