【インタビュー】SUPERNOVAグァンス、充実の32歳「仕事をいっぱいできることがありがたい」

役でいられる瞬間がすごく楽しい

––話が戻りますけど、舞台ならではの魅力ってなんですか?

 「ボクは基本的にグループの仕事がメインだったから、そんなにいろんな作品に出たわけではないんですけど、自分が今までやって来たドラマだったり、映画だったり、そういうのと比べてみたら、舞台って始まってから終わるまでずっと流れが切れずに続くじゃないですか。ドラマとか映画はカット割りで、たとえば一番最後のシーンをその日の朝イチで撮ったりするときもあります。でも、舞台って初めから最後までちゃんと順番でず~っと続いていくから、上演中の2時間から2時間半はその役として舞台の上で生きていられるんです。そしてすごく面白いと思うのは、たとえば、ものすごく自分がむかついて怒らなければいけないシーンがあるとします。稽古の時もそのように演じるのですが、ある日の本番で、『怒り』という感情ではなく『悲しさ』といったような、まったく違う感情が出たりするんです。その場で。でも、それを本番中には気づかなくて、終わってから『アレっ?』て思っちゃうことがあるんですよ。そういうところは、舞台じゃなかったら絶対に感じられない感情だなと思うので、そういうところが舞台の魅力ですね」

––お客さんの反応を直接生で感じられる点もいいですよね? その点はライブとも似ているように見えますが

 「それもすごくいいですね。でもライブでファンの皆さんからもらうリアクションとはまた違うものです。舞台についていえば、観客のみなさんがいて、カンパニーや演者のみなさんと作り上げたこの作品を届けるときに、その場、その場でみなさんの反応が違ってくるというのは、役者としては大きな楽しみのひとつだと思います。いま考えると、どっちか選ぶとするなら、カメラの前でお芝居をするよりは舞台の上でやる芝居の方が好きだなと思います。舞台の上で自分がその役としていられる瞬間がすごく楽しいんですよ。これからも絶対にやりたいですね」

––芝居が続くとグループの活動に戻りたいとか、歌っている時に芝居がやりたくなったりとか、そんな感情を抱くこともあるんですか?

 「舞台をやっている時には舞台に集中しているので、あまり歌のことは考えていないです。逆も同じです。でも、今年3月に、『DEVIL MAY CRY』と『ふたり阿国』をやった後、メンバーみんなで4月にツアーをやった時、アットホーム感が強くて、やっぱりメンバーみんなでやるスケジュールってすごくいいなって思いました。逆にまたそれを終えて、次に他のソロ活動でお芝居をやるときには、『やっぱりお芝居が大好き、楽しい!』って思いましたね」

今年はSUPERNOVAが日本デビュー10周年の記念イヤーということもあり、グループでのイベントも多かった。さらにラップチームのゴニル、ジヒョクとのユニットFunky Galaxyとしても新曲を発売し、ライブも行った。そしてソロでは初めてバースデーファンミーティングを開催したり、3本の舞台に出演したりと、まさに八面六臂の活躍ぶりだった。

ファンの皆さんに一生恩返しを

––今年のグァンスさんの活動ぶりを見ていてとても充実した1年だったと感じますが、1年を振り返ってどのように思いますか?

「いろんなことがあって、まるでジェットコースターみたいな1年だったんですけど、個人的には本当にファンの皆さんに、これから一生恩返しをしなきゃいけないっていう感謝の気持ちをものすごく強く感じた1年であり、本当に毎日毎日楽しくて仕方がないって思った1年だったと思います」

––それは仕事もプライベートも充実していたからですか?

 「今年は本当に忙しかったんですけど、ひとつひとつの仕事が全部楽しかったんです。今年の頭とかは、舞台の稽古の合間の週1回しかない休みにメンバーみんなで仕事をしていたり、休みもなくいろいろやってきたんですけど、それでもすごく楽しかったんです。『いやぁもう疲れた、眠い』とか思ったこともないですし、逆に仕事がいっぱいできることがありがたいです。なぜなら日本のファンの皆さんと一緒に会えるチャンスも増えるということですから、すごく楽しくて幸せな1年でした」

––先ほど「ファンのみなさんにこれから一生恩返しをしなきゃいけないと感じた」とおっしゃいましたが、一番それを感じたのは具体的にどういう部分ですか?

 「ライブとかをやる度に、ファンのみなさんとの関係性がどうなってるんだろうって思うんです。アーティストとファンという関係ではあるのですが、ファンのみなさんは、時にはお母さんみたいな存在、時には彼女みたいにトキメキをくれる存在、そして時には妹みたいに思え、みんなを引っ張っていこうと思わせてくれる存在でもあります。そういう風に感じさせてくれるのってなかなか難しいじゃないですか。人生の中でそういう人に出会うなんて…。昔はファンだったけど今は離れているファンの方もいらっしゃるかもしれないですけど、ボクだけでなくてメンバーみんなにそういう風に夢を見させてくれたことについては一生感謝したいと思っています」

––お母さんみたいな存在というのは安らぎとかをくれるということですか?

 「そういう部分もありますし、あとはやっぱりお母さんって、自分の息子や娘をしっかりと育てるために、間違った時にはちゃんと『それは間違ってるよ』とダメ出しもしてくれますよね。同じようにファンの皆さんが素直にダメ出しをしてくれるんです。そして、ステージの上にいるメンバーを優しく見つめてくれている姿だったり、そういうのを見ていたらすごく癒やされるんです。昔、自分が小学校の時に運動会に出たときに客席で見ているボクのママの表情を見ているような気持ちになるんです。人ってそういうことに影響されながらだんだん大人になっていきますよね」

––日本のファンってひとつのアーティストをずっと長く応援してくれるのが特徴的ですよね

 「すごくありがたい気持ちでいっぱいです。ボク、プライベートで大先輩のリュ・シウォンさんとよくゴルフに一緒に行くんですけど、いつもゴルフで回るときにそういう話をいっぱいしてくださるんですよ。『日本でここまで活動できるようになったんだから、ファンの皆さんに喜んでいただき、より楽しい思い出をたくさん作っていただくように、もっと頑張って活動しなさい』って。先輩が今まで活動しながら日本のファンに皆さんに感じたところとか、いい話もいっぱいしてくれるんです。すごくいい先輩です」

最新情報をチェックしよう!