【韓流徒然日記】防弾少年団の原爆Tシャツ&光復節ツイートをめぐり相次ぐ報道…懸念される日本活動への影響

韓国のNewsenが29日、「日本の極右メディア、時ならぬ防弾少年団の歴史意識への難癖」というタイトルの記事を報じました。

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Newsenは、東京スポーツの「韓国・防弾少年団(BTS)の非常識『原爆Tシャツ』 リーダーは日本批判ツイート」という見出しの記事を引用して批判を展開(中央日報にも似たような内容の記事が出ています)していますが、見出しにあるJIMINの”原爆Tシャツ”とRMの5年前の光復節でのTwitter発言については、東スポのみならずBTSの紅白歌合戦内定報道に絡めて、日本の複数のメディアが取り上げています。

東京MXテレビは、10月22日に放送した「モーニングCROSS」の「WEBニュース口コミランキング」で、2位にこの話題がランクイン。「原爆シャツグループ 紅白内定か」と紹介したことからファンが激怒。番組の公式ツイッターアカウントに、「原爆シャツグループって何ですか。ちゃんと名前あります」「気分悪い。ファンの気持ちを考えてください」「『原爆シャツグループ』というのをちゃんと訂正してください」などといった苦情が殺到したといい、これを受けてMCの堀潤が謝罪する騒動にまで発展しました。

Asageiplusも10月22日に「原爆投下を肯定!?防弾少年団、紅白内定が“NHK受信料不払い運動”に発展!」の見出しで記事をアップしています。

今回の報道後、NHKのツイッターアカウントには、『NHKは原爆投下を肯定するのか!?』『防弾少年団の紅白出演だけは避けてください』『韓国歌手が嫌なのではなく、原爆を落とされた広島や長崎の方々の不幸を笑い者にするのが許せない』と怒りの声が殺到。さらに『NHKは国民の受信料から成り立っていることを忘れていませんか?』『もし出場させるなら受信料は払わないし、解約する』と、受信料不払い運動も起こるなど、大炎上しています」(前出・芸能記者)

そして、まさに”極右”産経新聞系列の夕刊フジ(笑)は10月25日に「K-POPグループ・防弾少年団“原爆Tシャツ”でひと悶着 紅白出場内定報道で批判殺到 高須院長の怒りツイートで拡散」とのタイトルで記事を掲載しています。

今年のNHK紅白歌合戦をめぐって、ひと悶着起きている。韓国の人気男性グループ「防弾少年団(BTS)」のメンバーが過去に原爆を揶揄するようなTシャツを着ていたことがネット上で物議を醸す中、紅白出場が内定したとする一部報道が出たため、大反対の大合唱があがっているのだ。

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Newsenの見出しで個人的に気になったのは、「時ならぬ防弾少年団の歴史意識への難癖」の”時ならぬ”の部分。JIMINのTシャツ写真は昨年撮影されたもので、RMの発言に至っては実に5年も前の話です。そういう点で言えば、”時ならぬ”と表現になることも致し方がありませんが、そもそも日本のメディアが2人の原爆Tシャツと光復節Twitter発言に注目するきっかけになったのは、韓国メディアの報道でした。原爆Tシャツの件は10月13日にネット上で話題を集めていましたが、複数の韓国メディアがこれを報道。Newsen自身も10月16日に、「『歴史を忘れた民族に未来はない』防弾少年団、日本のアンチにもぐらつかない歴史意識」と防弾少年団の歴史意識を称賛する記事をアップしており、これに反応した東京スポーツが記事化したわけです。

つまり、”時ならぬ”報道の原因を作ったのは、Newsen自体なわけです。自分たちで原因を作っておきながら「時ならぬ」はないでしょ!と思ってしまいます。今の時代、韓国での報道はほぼリアルタイムで日本に伝わることは、お互いによく知っているわけで、しかも、こういった日本を意識した韓国特有の”挑発”的な記事には、ほぼ間違いなく日本のメディアが食いつくわけです。日本側がそれについて日本的な立場に立って書くと、「難癖をつけてきた」と”口撃”してくるのですから困ったもんです。政治の世界とまったく同じ状況ですね。

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ちなみにRMの発言は次のようなものでした。

RMが5年前光複節にアップしたツイート文は、「今日は光復節!! 歴史を忘れた民族には未来はありません。休みもいいですが、殉国された独立闘士の方々にもう一度感謝申し上げます。大韓独立万歳!」

韓国人から見れば、「よくぞいった!」ということでしょうが、「歴史を忘れた民族」とは日本を指している言葉で、過去にサッカーの日韓戦でも大きな横断幕が掲げられ、日本人的には決して気分のいいものではありませんでした。RMの発言自体は5年前なので、当時は日本での活動まで明確に頭の中に入っていなかったのでしょうから、私自身は特に思うところはありませんが、これが日本で活発に活動している現在の発言であれば、間違いなく批判の声を上げたと思います。Newsenは「歴史的事実に基づいてファンに光復節の真の意味を一緒に繰り返し考えようという内容にすぎず、反日活動の痕跡はどこにも見られない」と書いています。まぁ、反日発言と取るかどうかは意見が分かれるかもしれませんけど、このくだりは別に言わなくても彼自身、韓国内ではきっと称賛されたであろうだけに、個人的には残念な気がします。

もっとも過去を遡れば、韓国のアーティストたちは、3月1日前後や8月15日前後になると、見方によっては”反日”ともとれるイベントがよく開催され、そこに出演したアーティストたちが数日後には日本に来て、「僕たちを愛してください」なんて日本ファンに呼びかけるなんていう光景もよく見られました。まぁ本国でのそういったイベントをアーティストが勝手に断ることができないので、仕方がない部分もあるんですけど…。ドリームコンサートでも、アリーナ席を埋めているその多くが日本からの東方神起ファンだったりするにもかかわらず、「トクトヌンウリタン(独島は我が領土)」を歌った歌手のチョン・グァンテが、韓国演芸製作者協会のお偉いさんだったため、1部と2部の間にステージに出てきて客席に「トクトヌンウリタ~ン」と会場全体に連呼させるなんてこともありました。

日本的な感覚でいえば、「エンターテインメントに政治を持ち込むなよ~」なんですけど、かの国ではエンタメに政治を持ち込むのは半ば当たり前で、ヨン様ことペ・ヨンジュンやKARAなんかも会見で政治的な質問を受けていました。今年の釜山国際映画祭でも國村隼が旭日旗に関する質問を受けて、主催者側が後に國村に謝罪する事態に。

ちなみに日本で今回の発言について報道したのは、すべてを調べたわけではありませんが、東スポや夕刊フジ、アサ芸などといったいわゆるB級メディア(失礼!)が多いようですが、仮に韓国で活動する日本人が過去に韓国を批判するような発言をしていたら韓国の全メディアが今回の東スポ的な記事を書いて、その芸能人を叩きまくったと思います。韓国の芸能人であっても、自国批判をする発言があれば、たとえ過去の発言であっても掘り起こされて批判されることも間違いないところ。それどころか、発言の真意に対する説明を求められたり、謝罪に追い込まれたしますから大変だったでしょう。芸能人になるならば新人の頃、いやデビュー前にさかのぼって発言については慎重にならないといけないわけですが、ただ今回のRMの発言のような愛国発言であれば、称賛されることはあれども、批判されることはまずありません。仮にその発言が他国(特に日本のケースが多い)の国民にとって不快な内容であっても。

話を戻して、今回の流れをおさらいすると、今をときめく防弾少年団をめぐって日韓ネットユーザーが繰り広げた戦いに目を付けた韓国メディアが記事として取り上げ、その記事を日本のメディアが報道したというものです。韓国メディアの取り上げ方がまた日本に対して挑発的な書き方をしたため、日本側も食いつかずにはいられなかったわけですが、結果として日本では「防弾少年団叩き」のような内容になってしまったことが残念でなりません。せっかくK-POPブームが再燃しているだけに、今回の”騒動”が、今後の防弾少年団の日本での活動にも影響がでないことを願うばかりです。

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