防弾少年団はどうなる? アスリート・芸術家の兵役特例制度、公平性巡る問題で改善へ

2018-10-02

韓国でジャカルタ・アジア大会の際に問題となったアスリートや芸術家に対する兵役特例制度の改善を検討する兵務庁・文化体育観光部によるタスクフォース(作業部会)が1日、発足した。タスクフォースの活動期間は1年。タスクフォースがまとめた制度改善案を、国防部が法制化する方針だ。聯合ニュースが報じた。

現行の兵役法によると、▼五輪3位以上の入賞者▼アジア大会1位の入賞者▼国際芸術コンクール2位以上の入賞者▼国内芸術コンクール1位の入賞者――らは芸術・体育要員とされ、4週間の基礎軍事訓練を受けた後、民間で活動を続けられる。一定期間の特技奉仕活動の義務があるが、軍生活をしないため、事実上の兵役免除措置となる。

このため、兵務庁長が指定する国際大会での一回だけの入賞で兵役免除の特例が与えられる現行の制度に問題があるとの指摘が出ていた。ジャカルタ・アジア大会では一部の試合だけに出場した野球の代表選手らが兵役免除の特例を受けることになり、同制度を巡る論争が起きた。

スポーツ界では五輪とアジア大会の入賞者だけに特例を与え、世界選手権などでの入賞者を対象外にしていることが公正でないとされる。芸術分野では純粋芸術だけを対象とし、大衆芸術を排除することは不公平との声が上がる。米ビールボードのアルバムチャートで1位2回のアイドルグループ・防弾少年団(BTS)の場合、アジア大会優勝者に劣らず国威発揚に寄与したが、大衆音楽分野のため、兵役免除の特例を受けられないことは不公平だとの声が相次いだ。

韓国政府は同制度を廃止するよりは、兵役特例の適用基準を強化し、公正性や公平性を保つ方向で改善案をまとめる方針だ。