韓国棋院、性的暴行疑惑のキム・ソンリョン九段を除名!

2018-07-11

囲碁のキム・ソンリョン九段の除名が最終的に決定した。

韓国棋院は10日、ソウル・城東区の韓国棋院本院で理事会を開き、キム・ソンリョン九段の除名を最終的に決定した。

宋光洙(ソン・グァンス)韓国棋院副総裁が主宰した同日の理事会には韓国棋院理事39人のうち23人が出席(委任10人を含む)し、キム・ソンリョン九段の懲戒処分に対する再審案件を秘密投票で行い80%を超える賛成により除名を決定した。

5月8日に開かれた臨時棋士総会では、同僚棋士に対する性的暴行疑惑とこれに対する釈明をしなかったことなどを理由に、専門棋士の名誉を失墜した会員資格の剥奪に関する案件を上程して、キム。・ソンリョン九段の棋士会除名について議決した。

韓国棋院は5月14日に開かれた運営委員会で、キム・ソンリョン九段に対し、韓国棋院所属棋士の内規、第3条(専門棋士の義務)3項に明示された「本院の名誉と専門棋士としての品位維持」義務違反を適用して出席運営委員の満場一致でキム・ソンリョン九段の「棋士活動の臨時停止」処分を下した。6月8日には懲戒委員会を開き、キム・ソンリョン九段の除名を決議した。

除名処分を受けたキム・ソンリョン九段は6月18日、韓国棋院に再審請求書を送って不服の意思を表明していた。

キム・ソンリョン九段は今年4月、韓国で活動する外国人女性プロ棋士Aさんに対する性暴行疑惑が浮上した。

Aさんは4月17日、韓国棋院プロ棋士専用掲示板に「過去にキム・ソンリョン九段から性暴行を受けた」という内容のコメントをアップ。「最近、#MeTooのせいで過去の記憶が蘇ってきた。どうにか忘れようとしていた時間なのに…。でもやはりできない」と書き始めたAさんは「2009年6月5日、キム・ソンリョン九段の家に招待された。一緒に来ることになっていた友人を待ちながら酒が多く飲み、彼の勧めるままに彼の家で寝た」と説明した。続いて「気がつくと服はすべて脱がされて、そいつが私の上にいた。彼が私を強姦している状態で、私が目を開いたのだ」と綴った。

さらに、「その一週間後、キム・ソンリョンが酒に酔っ払い、私が住んでいるところまで訪ねてきて会おうといった。幸い、その日は何も起きなかったが、私はドアをちゃんと締めたかどうか何度も確認しながら朝になってようやく寝ることができた」と振り返った。

Aさんは「外国人女性棋士としてこれまで生活しながら、私がどれほど無力な存在なのかを実感した。9年間、たった一人で苦痛に耐える間、キム・ソンリョンは囲碁界からすべての仕事を受けて縦横無尽に活動した。放送、監督、棋院広報理事などなど。私は9年間、その人を避けて通ったが、その人は私に対して最近も笑顔で挨拶する。その人の言動を見ると、その日の出来事のせいで私がどれほど怖くて辛い時間を過ごしたのか知らないようだ」と悔しい心境を吐露した。

続いて「この書き込みを見て、私の気持ちがどうだったかを感じてもらえればと思う。そして、今日、私の辛い話をここに書いたのは、その人の本当の姿を知らせたかったからで、誰も私のように傷つかないよう願ってのことだ」と、書き込みをした理由を付け加えた。

Aさんは「#MeToo」暴露以降、記者に「掲示板にコメントを載せるまでとても辛かったし、今でもとても辛い。最近、2、3時間しか寝られていない」と打ち明けた。

キム・ソンリョン九段はウィットにあふれる囲碁解説で囲碁ファンの間で大きな人気を博し、現在はKB国民銀行囲碁リーグ監督、韓国棋院広報理事、囲碁道場の経営など多岐にわたって活動をしていた。

囲碁界で#MeToo始まったのは、4月4日、女性プロ棋士Bさんがプロ棋士専用掲示板にセクハラにあった経験を公開してからだ。Bさんは「過去に同じ道場にいた先輩プロ棋士のソ氏からセクハラを受けた。他の女子学生もセクハラに遭った」と明らかにした。続いて「道場にある女子トイレに隠しカメラが設置されていたことも確認されたが、道場側がこれを隠し、何事もなかったかのようにされた」と公開。ソ氏は「#MeToo」暴露以降、その過ちを認めて「お詫び申し上げます」というタイトルのコメントを残した。