
俳優ソン・ガンホ(55)がデビュー32年目にして初めてドラマに出演する。
ソン・ガンホが出演するのは、1960年代初頭、激動期を生きてきたサムシクおじさんとキム・サンという2人の男の熱い欲望とブロマンス(男同士の友情)を描いたドラマ「サムシクおじさん」だ。「戦争中も毎日3食を与えた」というサムシクおじさんと超エリートのキム・サンという2人の仮想の人物の愛と信頼、そして疑いのストーリーを描いていく。
映画俳優として32年間にわたって数多くの作品に出演し、今年のカンヌ国際映画祭では「ベイビー・ブローカー」で韓国人初となる最優秀男優賞を受賞し、韓国映画史を塗り替えたソン・ガンホだが、ドラマに出演するのは今回が初めて。Netflixの「イカゲーム」など韓国コンテンツがさまざまなプラットフォームを通じて韓国内はもちろん、世界の視聴者の脚光を浴びている中、「サムシクおじさん」がその熱風を引き継ぐ。
ソン・ガンホと映画「1勝」「クモの巣」で一緒に作業したシン・ヨンシク監督と再びタッグを組むという点で「サムシクおじさん」は意味が大きい。シン・ヨンシク監督はソン・ガンホ主演の韓国初のバレーボール映画「1勝」の演出と脚本、製作を手掛けた。また、キム・ジウン監督の「クモの巣」では脚本と共同製作に参加するなどソン・ガンホとは縁が深い。
制作を手掛けるスリングショットスタジオは「10部作ドラマシリーズ『サムシクおじさん』の主人公サムシクは、多彩な叙事を持っている人物だ。このようなキャラクターに俳優ソン・ガンホが言うまでもなく躍動感あふれる息遣いを吹き込んでくれると期待している。完成度の高い作品を視聴者の皆さんにお披露目したい」と意気込んでいる。
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