キム・ギドク監督が新型コロナ感染で死去 滞在先のラトビアで

キム・ギドク監督

ラトビアに滞在中だった映画監督、キム・ギドク氏(59)が現地時間11日、新型コロナウイルス感染症により亡くなったという。現地メディアの報道を受けてロシアのタス通信などが伝えた。11日未明に症状が悪化し、死亡したという。

ラトビアのメディア、デルフィやBFMなどの外国メディアは、ロシアの映画監督で、ドキュメンタリー映画祭「アートドックフェスト」の芸術監督ヴィタリー・マンスキー氏の言葉を引用し、キム・ギドク監督が、新型コロナウイルスの合併症により現地の病院で息を引き取ったという。

複数のメディアの報道によると、キム・ギドク監督は先月20日にラトビアに到着した。今月5日から連絡がつかなかったうえ、決まったスケジュールに姿を現さなかったためマンスキー監督が調べていたところ、病院で死亡したという知らせを伝え聞いたという。

キム·ギドク監督は2018年、女優への性的暴行などミートゥー議論に巻き込まれた後出国し、海外に滞在していた。ラトビアに住むための家を探すなどさまざまな準備をしていたという。

1996年に映画「鰐〜ワニ〜」でデビュー。「春夏秋冬そして春」「悪い男」「魚と寝る女」「悪い女~青い門」「サマリア」などを演出した。カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で本賞を受賞し、世界的な監督として名を馳せた。2004年にはベルリン国際映画祭で「サマリア」で銀熊賞(監督賞)を、同年べネチア国際映画祭で「うつせみ」で銀獅子賞(監督賞)を受賞した。2011年のカンヌ国際映画祭では「アリラン」である視点部門作品賞を、2012年のベネチア国際映画祭では「嘆きのピエタ」でコンペティション部門最高賞となる金獅子賞を受賞するなど世界的に名を知られた監督だった。

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